サービスのグロースや改善に注力できる、魅力的な職場環境
氏名:金子さん
入社日:2021年8月1日
インタビュー:2022年3月30日
サーバーサイドエンジニア
エンジニアしてのキャリア価値を再発見し、LINE Growth Technologyへ
キャリアのスタートは、現在の仕事とは全くといっていいほど関わりのない自衛隊でした。その後エンジニアとして何度か転職をして、プログラミングから少し離れようと思っていた時期もあるんです。LINE Growth Technology(以下、GT)に入る一つ前の企業は起業家を支援する組織で、ITコンサルタント的なポジションだったこともあり、手を動かしてコードを書く以外にも起業家の皆さんと経営について議論したり、広報のお手伝いをしたりといろいろな領域に手を伸ばしていました。
その日々で気づいたのは、やはり自分はプログラミングが好きだし、面白さを感じるということ。自分の事業に熱い思いを持った起業家の方たちを、自分の書いたコードでサポートし、価値を提供できるという体験を通じて、改めてエンジニアとしてのキャリアを歩んでみようと思い、転職を決意しました。
GTのことは設立間もないころから知っていて、採用説明会に参加したこともありました。それもあって転職を考えたときにGTのことがまず頭に浮かび、改めて企業リサーチをして応募したという流れです。
GTを選んだ理由は、社名のとおりGrowth開発に特化しているという点です。サービスの成長を重視しているとうたっている企業でも、やはり新規開発にリソースを優先されてしまうこともあり、思うようにGrowthのための開発に集中できない環境があって......。それまでにいた企業で、会社を育てていく人たちを見たり、自分もそこに参加したりしていたことから、サービスや会社を「育てる」ことに関心があったので、Growth開発にしっかり注力できそうな点は僕にとって大きな魅力でした。
LINE公式アカウントの「審査ツール」の開発プロジェクトに参加
現在はサーバーサイドエンジニアとして開発に携わっています。入社時から参加しているのは、各企業などが運用しているLINE公式アカウントの利用審査ツール。LINE公式アカウントを運用している企業が認証アカウント化を申請した際に、企業や組織としての実態があるかどうか、反社会的な勢力ではないかどうかといった審査を行う必要があります。認証アカウント化申請の実際のフローを企画側の皆さんと確認しながら、審査ツールの開発を進めてきました。
このツールはJavaを使って開発されていますが、実は私はJavaを使用した実務経験がなかったため、システムそのものではなく審査そのものを行う社内ツールと審査ツールの連携や、社内のデプロイツールの導入といった、言語やフレームワークによらない部分をメインで担当していました。
使ったことがない言語があるという不安も少しあったのですが、入社時の研修だけでなく上司やチームの方とも密にコミュニケーションをとらせてもらえたおかげで、あまりプレッシャーやストレスを感じることなく業務に入っていけたと感じています。
個人的にはGTのメンバーは、ハッカーというよりもビジネスマンという雰囲気の人、ビジネス側の意図や目的をしっかりと考えて動けるエンジニアが多い印象です。こちらの背景や意図も汲み取りながらコミュニケーションをしてくれる人が多いですし、エンジニアとしてもミスの少ない優秀な方が多いと思います。私はわりと小さな見落としをしてしまいやすいので、見習っていかないといけない部分が大きいなと感じています。
もくもくとただシステムを作っていればいいんだろう、というスタイルではなく、当たり前のことでもありますが、自分たちの仕事を通してビジネス的な価値を生み出すことに責任をもっているメンバーが多いと感じます。
リモートでもスムーズに業務に入っていける、丁寧なフォロー体制
入社後の研修としては、OJTがメイン。OJTの際に作るものは、そのときに社内で求められているちょっとしたツールであったり、仕様書をもとにして既にあるツールをイチから組み上げたりといったもので、新入社員はこうした研修を経て各プロジェクトにアサインされていきます。
リモートでの勤務ですが、Zoomを使用したミーティングはデイリーに行われていたので細かな疑問はそこで解消できました。他にも気になることがあればSlackですぐにレスがもらえる環境で、リモートではありましたがコミュニケーションは密にとってもらえたと思います。プロジェクトの初期は特にやりとりが増えますが、それ以外の時期でも活発にやりとりがなされていますよ。ミーティングが始まる前には「花粉症がつらい」みたいな雑談で盛り上がることもあります(笑)。
GTが自分に合っているなと感じるのは、やはりGTが事業やビジネスとして価値を出すことに重きをおいている部分です。事業やサービスの成長という最大のミッションがあるので、全員が同じ方向を向いて走ることができる。カルチャーフィットしていることや働きやすい雰囲気があることももちろんですが、自分のビジョンと会社や事業のビジョンが重なっているので、働いていてもモヤモヤすることがなく、仕事がしやすいなと感じます。
多彩なプロジェクトを経験でき、PMスキルを伸ばせるチャンスも
プロジェクトによって使用する言語も作るモノもまったく違うのがGTの面白いところです。飽き性なところがある私にとって、同じような環境で似た案件をくり返すのではなく、LINEとGTでいろいろなプロジェクトが走っているのはとても魅力的な環境ですね。GTの開発は、すでに課題があって始まるプロジェクトが多いので、ある程度の課題や目的は設定されていながらも、自社開発のような自由度の高さがあるので、双方のいいところをかけ合わせたような案件も少なくないんですよ。
GTで働いてみて、エンジニアとしてはプロジェクトマネージャー(PjM)的な能力が伸ばせるのではないかと感じています。もちろん技術力の高いメンバーが集まっているので、自分のスキルも自然と鍛えられる環境ではあるのですが、それ以上に大きいのがPjMスキルの成長ですね。各プロジェクトではPjMとともに仕様検討を行いますし、そこではエンジニア目線での技術的な提案も求められます。案件によってはPjMがいないこともあり、エンジニアがPjMの役割を兼ねることもあるので、プロジェクト全体を見渡して管理していく力が自然と身につくのではと思っています。
それ以外に、私自身がこれから歩んでいきたいキャリア像としては「テストに強い人材」ですね。今後、ソフトウェアの開発トレンドがどのように移っていくのかを正確に予想するのは難しいですが、きちんとしたソフトウェアをリリースしようと思えば、テストは必須ですし、どれだけノーコード化が進んでも「テスト」が消えることはないのではないかと考えているんです。そこで、顧客やユーザーが求めている仕様を理解しつつ、テストコードのメンテナンスや作成も一気に行えるPjM兼エンジニアになれたら“強い”のではないかなと思っていて。元々テストケースを考えることも好きなので、今後その価値が高まることを見越して、今からしっかりと力を伸ばしていきたいなと思っています。